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舌下免疫療法

舌下免疫療法

スギ花粉症舌下免疫療法

スギ花粉症舌下免疫療法(アレルゲン免疫療法、減感作療法)とは、スギ花粉を含むエキスを舌の下に投与し、少しずつ体内に吸収させることで、スギ花粉に対するアレルギー反応を弱めていく治療法です。この投与を継続的に行うことで症状を軽減させていきます。
スギ花粉症舌下免疫療法は、花粉が飛散していない5月中旬から12月下旬ごろまでに開始すると効果が期待できます。治療は最低2年間程度、毎日1回継続する必要があります。
5歳未満の幼児、妊娠されている方、重症ぜんそくの方、重症の口腔アレルギーの方、口腔内に炎症がある方、ステロイド内服中(点鼻・吸入ステロイドは可)の方、抗がん剤やβ遮断薬など特定の薬を使用されている方には行うことができません。

ダニ花粉症舌下免疫療法(5歳から)

ダニ舌下免疫療法は、アレルギー性鼻炎や喘息の原因となるダニアレルギーに対する治療法の一つです。従来の注射による免疫療法とは異なり、患者自身が自宅で舌の下にアレルゲンを含む薬剤を投与する方法です。これにより、免疫システムが徐々にダニアレルゲンに対して耐性を獲得し、症状の改善や発症の抑制が期待されます。
治療は通常、少量のアレルゲンを週に数回から始め、数か月から数年かけて徐々に投与量を増やしていきます。舌下免疫療法は通院回数が少なく、自己管理が可能なため、生活の質を損なわずに治療を続けやすいのが特徴です。また、注射に比べて痛みや恐怖心が少なく、小児から成人まで幅広い年齢層に適用されています。
副作用は比較的軽度で、口内のかゆみや腫れ、軽い咳などが報告されていますが、重篤なアレルギー反応は稀です。治療効果は個人差がありますが、長期間継続することで症状の軽減やアレルギーの進行を抑制できるとされています。
ダニ舌下免疫療法は、薬物療法だけでは十分な効果が得られない場合や、根本的な体質改善を目指す患者にとって有効な選択肢です。医師の指導のもと、適切に行うことで安全かつ効果的にアレルギー症状を管理できます。

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