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予防接種・健康診断

予防接種・健康診断

  • 小児定期予防接種(3歳未満は電話予約制)、乳幼児健診(3~6か月、9~11か月、1歳6ヵ月、3歳)(電話予約制)
  • 各種予防接種(インフルエンザ、子宮頸がん、麻疹・風疹、帯状疱疹、肺炎球菌、新型コロナウイルス)
  • 各種健康診断(電話予約制)(特定健診、がん検診、一般健診)

小児定期予防接種

小児定期予防接種は、子どもたちの健康を守るために法律で定められた予防接種のことです。日本では、感染症の発生を防ぎ、重症化を防止する目的で、生後2か月から就学前までの子どもを対象に定期的に実施されています。代表的な定期予防接種には、B型肝炎、肺炎球菌、五種混合(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ、ヒブ)、BCG(結核予防)、麻しん・風しん(MRワクチン)、水痘、日本脳炎などがあります。
これらの予防接種は、厚生労働省が定めたスケジュールに沿って行われ、無料または公費負担で受けられるため、経済的な負担を軽減しながら多くの子どもが受けられる仕組みになっています。予防接種を受けることで、感染症にかかるリスクが大幅に減り、地域全体の感染拡大防止にもつながります。
小児定期予防接種は、子どもたちの健やかな成長と健康な社会の実現に不可欠な取り組みであり、保護者や医療機関、行政が協力して推進していく必要があります。

インフルエンザワクチン

インフルエンザウイルスに対するワクチンです。インフルエンザを予防し重症化を防ぎます。成人は1年に1回接種します。

子宮頸がんワクチン

子宮頸がんワクチンは、ヒトパピローマウイルス(HPV)による感染を予防し、子宮頸がんの発症リスクを大幅に減らすためのワクチンです。特に9価ワクチンは、9種類のHPV型に対して効果があり、従来の2価や4価ワクチンよりも広範囲のウイルスをカバーしています。これにより、子宮頸がんの原因となる主要なHPV型のほとんどを防ぐことが可能です。
9価ワクチンは、主に若い女性を対象に接種が推奨されており、特に初めて性行為を経験する前の年齢での接種が効果的です。ワクチンの安全性は高く、接種後の副反応は軽度で、一時的な痛みや発熱が報告されることがありますが、重篤な副反応は非常にまれです。
子宮頸がんは早期発見と予防が重要であり、9価ワクチンの普及により将来的な罹患率や死亡率の減少が期待されています。また、ワクチン接種と並行して定期的な子宮頸がん検診を受けることも重要です。ワクチンは感染の予防に有効ですが、既に感染しているHPVに対しては効果がないため、早期接種が望まれます。これらの取り組みが広まることで、子宮頸がんの社会的負担軽減につながると考えられています。

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が再活性化して起こる疾患で、主に神経に沿った帯状の痛みを伴う発疹が特徴です。特に高齢者や免疫力が低下している人に多く発症します。帯状疱疹の予防にはワクチン接種が有効で、生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があります。
生ワクチンは、弱毒化された生きたウイルスを用いて免疫を誘導します。従来から用いられている帯状疱疹ワクチンで、主に50歳以上の健康な成人を対象としています。生ワクチンは免疫記憶を長期間維持できる点がメリットですが、免疫抑制状態の患者には接種が禁忌となる場合があります。また、接種後に軽度の発疹や注射部位の反応が見られることがあります。
一方、不活化ワクチンはウイルスを化学的または物理的に不活化し、ウイルス成分のみを用いるため、生ワクチンより安全性が高いとされています。特に免疫抑制患者や高齢者に推奨されており、2回の接種が一般的です。不活化ワクチンは副反応として注射部位の痛みや腫れ、発熱が比較的多いものの、重篤な副作用は稀です。
まとめると、生ワクチンは免疫持続効果が高いが適応に制限があり、不活化ワクチンはより広範な患者層に安全に使用可能という特徴があります。個々の健康状態に応じて医師と相談し、適切なワクチンを選択することが重要です。

肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌は、肺炎の原因菌のうち約3割を占めるといわれています。肺炎球菌による肺炎を予防し重症化を防ぎます。その他の菌やウイルスが原因の肺炎を防ぐ効果はありません。65歳以上の方や、慢性疾患を持つ患者様に対し5年に1回接種します。

新型コロナウイルスワクチン

新型コロナウイルスワクチンは、COVID-19の感染予防と重症化防止を目的として開発されました。主にmRNAワクチンやウイルスベクターワクチンが使用され、多くの国で接種が進められています。ワクチン接種により、免疫が強化され、感染拡大の抑制に貢献しています。副反応は一般的に軽度ですが、まれに重篤な症状が報告されることもあります。継続的な研究と接種推進が重要とされています。

 

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