2023年12月号(第95号)【 年に1回は健康診断を受けましょう】
【 年に1回は健康診断を受けましょう 】
きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第95号を発行いたしました。
本号では、「健康診断」のお話を掲載いたします。
健康診断には、大きく分けて2種類あります。「特定健診(特定健康診査)」と「がん検診」です。
「特定健診」は、1年に1回、40歳以上の方を対象としています。
具体的な内容は、肥満度測定、血圧測定、尿検査、一般血液検査(血糖、中性脂肪・コレステロール、肝機能、腎機能、尿酸など)などになります。
血圧、血糖値、悪玉LDLコレステロール、中性脂肪などが高い方は、生活習慣病の疑いがあります。生活習慣病(高血圧、高脂血症、糖尿病など)を放置すると、心臓病や脳卒中のリスクが高まりますので注意が必要です。
大切な人を悲しませないためにも、毎年特定検診を受けて生活習慣病を予防し、健康で長生きできる生活を心がけましょう。
国民健康保険に加入の方と、後期高齢者医療保険に加入の方は、毎年3月末(4月から9月生まれの方)あるいは7月末(10月から3月生まれの方)ごろ、自宅に「特定健診の受診券」が郵送されます(市川市在住の場合)。当院で特定健診を行うことが出来ますので、ご希望の方は電話あるいはクリニック受付にて予約をお願い致します。
社会保険に加入の方とそのご家族の方は、各社会保険で指定された病院で行うことが出来ます。特定健診を受診の方法は各社会保険にお問い合わせください。
「がん検診」は、主なものに「肺がん検診」、「大腸がん検診」、「前立腺がん検診」、「胃がん検診」「乳がん検診」「子宮がん検診」があります。
対象の方は、各がん検診によって異なりますので、詳しくは市川市のホームページをご覧ください。当院の待合室にも特定健診、がん検診の案内を掲示しています。
具体的には、以下の検査を行います。
「肺がん検診」(40歳以上) :胸部レントゲン写真(必要であれば喀痰検査)
「大腸がん検診」(40歳以上) :便潜血検査
「胃がん検診」(40歳以上) :ピロリ菌検査(血液検査)、胃内視鏡検査、バリウム検査
「前立腺がん検診」(50歳以上) :腫瘍マーカー検査(血液検査)
「乳がん検診」(30歳以上) :超音波検査・マンモグラフィ
「子宮がん検診」(20歳以上) :細胞診検査
普通の血液検査でがんを発見することはできません。毎年血液検査を受けていて異常がなくても、がん検診を受けていない方は毎年かならずがん検診を受けましょう。
当院では「肺がん検診」「大腸がん検診」「前立腺がん検診」と、「胃がんリスク検診(ピロリ菌の血液検査)」を行うことが出来ます。(胃内視鏡・バリウム検査、乳がん・子宮がん検診は当院では行っておりません。)
2023-11-21 12:10:58
